あなたの未来へ、プログラムでラブレターを書こう。
ロボカップアジアパシフィック2021あいち内で、
「親子で参加するロボットアイデア教室」を実施することになりました(11月27日)。
ただ残念ながら、我々のイベントは既に予約で満席となっております。
しかしながら、他イベントはまだ申し込みが可能ですので、宜しければご検討ください。
2 0 2 1年 2月 20日(土)に中京大学名占屋キャンパスにて、無事に開催されました。
参加者および関係者の皆さまのご協力に深く感謝いたします。本当に有難うございました。
なお、子供たちがプログラミングしたロボットと BOYSAND MENのお兄さんたちがダンスする様子は、
愛知県のロボットとの取り組みと一緒に、 20 2 1年 5月 3日(月)に放映されました。
(タイトル:ボイメンと学ぼう! 「ロボットXボクたちの未来」 放映テレビ局 :メ~テレ)
そのダイジェスト版はこちらです。また皆さんとお会いできる日を、楽しみにしています!
楽しいプログラミング体験と共に
「なぜプログラムを学ぶのか?」を考える、
不定期開催のロボット教育イベントです。
海外には、技術を哲学的な視点で考える「テクノアンソロポロジー」という学問があります。例えばデンマークでは「ロボット掃除機を導入して、清掃員の方を解雇しても良いのか?」というテーマで、市民による投票が実施されました。「最新の技術を導入することが全て、社会をハッピーにするとは限らない」からです。システム的に正しいことと、世の中にとって正しいことは、違うこともあるのです。
これからの社会では、「技術だけ」もしくは「社会だけ」を単体で考えるのではなく、「技術と社会を、楽しいことで組み合わせる」ことが重要になります。大切な人と皆さんのハッピーな未来に向けて、このロボット教室がお役に立てたらとても嬉しいです。
じつは愛知は、ロボット日本一の県(ロボット事業所数※1)。伝統的なものづくり文化で、自動車・航空・宇宙だけでなく、日本のロボット技術までしっかり支えています。また、2021年には、世界中の学生やロボット技術者が愛知県に集まってロボット競技を行う「World Robot Summit」が、愛知県内で開催される予定です。日本政府は「世界一のロボット利活用大国」になることを目指しており、愛知もそのポテンシャルを活かして、県をあげて取り組もうとしています。東海エリアの小学生の皆さんにロボットプログラミングの楽しさと大切さを伝えることで、愛知はもとより、東海エリア全体まで盛り上げていければと思っています。
世界のロボット科学者とお会いする機会がありますが、ほぼ全ての方が「ドラえもん」「鉄腕アトム」「機動戦士ガンダム」などの日本のロボットアニメを見て、「そういう世界をつくりたい」と思い、勉強を始められましたそうです。このように、アニメやマンガやゲームなど、一見勉強とは関係ないことが結びついて、新しい世界がひらけることはたくさんあります。逆に、ロボットのプログラミングを学ぶことが、他の大切な何かに結びつくこともあるでしょう。みなさんの「好き」を大切にしながら、一緒に取り組んでいきましょう。
この教室は、ロボットをつかって上手にプログラミングすることが目的ではなく、ロボットをとおして、皆さんの楽しい未来を見つけることが一番の目的です。
西嶋は41歳になってはじめて、ロボットの勉強をしました。そして、ロボットの専門家になれました。つまり、小学生の皆さんが真剣に目指したら、簡単に追い抜ける筈なのです。その年齢になるまでは、テレビ局のCMを企業に販売したり、CM、テレビ番組、映画をつくったり、いろんなイベントのお手伝いをしていました。大学の専攻は「家族内コミュニケーション」。理系ですらなかった上に、仕事も関係ないことをしていました。でも、この多様化した現代社会では「専門家でないからこそ気づく、大切な視点」もあると実感しています。皆さんが、いま「好き」なこと、どんなことでも大切にしてください。そして、一生懸命取り組むことで、いつかその「好き」が、皆さんの未来に素敵な花を咲かせると信じています。
2018年まで40年以上東京で過ごした後、大学の先生になるために愛知県に引っ越してきました。そこで初めて、愛知・岐阜・三重の歴史的な魅力や美味しいものの数々を知ってたいへん驚きました。そして何よりも優しい方達に囲まれたことが、もっとも感動したことです。そこから「何かを恩返ししなければいけない」と強く感じて、このロボット教室を思い付いたのです。
たくさんの人々と学生に支えられながら、ここまでやってきました。でもじつは「恩返し」ということで、初回イベントの予算は、すべて個人的な貯金でまかなっています。そのため、不定期開催のイベントとさせていただきました。至らないところがあると思いますが、どうかご容赦ください。でも、かえってお世話になった方々にさらに応援して頂くことにもなっており、申し訳ないと思いつつも、心から嬉しく思う毎日を過ごしています。ふつうのロボット教室とは、かなり違いますが、みんなで楽しく勉強していけたら幸いです。
開催日 | 2021年2月20日(土) |
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対象 | 小学校~中学生を中心とした児童と保護者のペア(30組60人程度) ※今回は、前回(2020年)の際にキャンセルとなった方達を中心に実施。新たな募集はしません。 ※当日撮影を行い、後日番組として放送します。撮影をご了承いただける方に限ります。 |
参加費 | すべて無料 |
注意点 | 両日にわたって、名古屋テレビおよびYOUTUBEで放送するための撮影も行います。 愛知県庁などへの取材と合わせて、後日放映する予定です。 その為、カメラで撮影させてもらったり、取材対応して頂く場合があります。 前述したとおり、これらを了承して頂けることを参加資格とさせていただきます。 このイベント単体で終わらせずに、いろんなきっかけづくりの一助として、 東海エリアに広く伝えたいと思っています。 |
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<2月29日イベント内容@名古屋テレビ本社>
東海エリアのお兄さんである、ボイメンに全面協力して頂きます。
ボイメンのお兄さんたちのダンスを目の前で見た後で、
同じようなダンスになる様に、2人1組になってロボホンをプログラミング。
そして完成したら、ボイメン、ロボホン、そしてみんなで一緒にダンスします♪
日本語を用いた簡単なプログラム言語なので、初めてでも安心してください!
最後に、翌日までに考えてきてもらう「アイデアシート」を配布します。
※30人×3回の入れ替え制で実施します。時間の指定はできません。ご容赦ください。
<3月1日AMイベント内容@中京大学八事キャンパス>
午前中は、中京大学のお兄さん・お姉さんたちと一緒に、
記入して頂いたアイデアシートを使いながら、
「なんでプログラミングを学ばなければいけないのか?」を話し合います。
プログラミングはあくまで、幸せな未来をつくるための道具にすぎません。
ドラえもんの道具だって、使い方を間違えて、よく大変なことになっていますよね?
社会をハッピーにするのは、道具ではなく、皆さんの想いなのです。
ロボット教室の中でも数少ない「なぜ学ぶのか?」を考えるワークショップを実施します。
※保護者の方は、待機場所でお待ち頂ければ幸いです。当日はお2人分のお弁当をご持参ください。
※プログラムの内容は現在調整中です。45人×2回の入れ替え制になる可能性もあります。
<3月1日PMイベント内容@中京大学八事キャンパス>
午後は、主催者である西嶋の話の後、ロボホンの産みの親である
東京大学高橋智隆特任准教授に東京からお越し頂き、特別講演をしていただきます。
さらに、ボイメンの皆さんも加わって、4人でトークセッションを行います。
前日からのロボット教室を振り返りつつ(※この講演から参加する方でも分かるように
映像を流します)、締めくくりとして、「社会にあふれる正解のない問いに向かって、
プログラミングをとおして、何をすべきなのか?」また「未来のあるべき姿から、
いま必要な技術って何だろう?」などを、考えるきっかけづくりをしたいと思っています。
主催 | 西嶋賴親(中京大学教員/経済産業省「World Robot Summit 実行委員) |
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協力 | 名古屋テレビ/中京大学/SHARP/フォーチュンエンターテイメント/フォワードインターナショナル/ジャブロー/Pro-SPEC/ 産総研デザインスクール |
後援 | 愛知県 |